観光バスの運転士が私の天職です。

DRIVER’s PRIDE03    1999年入社

INTERVIEW

ベテランになっても変わらず
“やりがい”を感じる。

初めてお客様を乗せて大型バスを運転したのは、もう25年以上前の思い出になりますが、とても緊張したのを今でも覚えています。
高速道路で京都に行く業務でしたが、クラッチをつなぐ左足にすごく力が入ってぎこちない発進となってしまったことを鮮明に思い出します。
あれから長い月日が過ぎ、私もすっかりベテランドライバーとなりましたが、運転士としてのやりがいは変わることなく感じ続けています。
旅行を楽しまれたお客様が帰られる際に「ありがとうね、楽しかったよ」と声をかけていただくと、この仕事に就いて本当に良かったなと実感します。

安全意識を共有することの大切さ。

観光バスの運転士として常に心がけているのは、安全運転そして運転技術の向上です。
入社当初は座学をはじめ実技教習を重ねて運転技術の向上に努めますが、そこに終わりはありません。
アクセルの踏み方、ブレーキの踏み方、ハンドルの回し方のひとつひとつに気を遣いながら運転することに新人もベテランも差はありません。
私も新人を指導する立場になりましたが、技術面の指導だけでなく、自分の経験に基づいた“生きた経験”を隠さずに伝えることを大切にしています。
良い経験というのは忘れてしまいがちですが、自分が失敗した経験や危ない思いをした経験は、必ず今後の運転に生かされます。
私が実際に体験したことを後輩に伝え、共感してもらうことで最悪のケースを回避することができるかもしれません。
安心・安全な運行は、そのような日々の積み重ねの上に成り立っていることを伝えていきたいです。

観光バスの未来について思うこと。

観光バスの運転は毎回、時間もルートも、もちろんお客様も違うのが大きな特徴であり魅力でもあります。
運転技術の向上はもちろん、お客様との会話やサービスに関してもまだまだ人が埋めるべき分野が沢山あります。
時代が進めば自動運転でどこにでも行けるようになるかもしれませんが、観光バスに乗って旅をする“ワクワクする気持ち”はこの先も変わらないと思います。
安心・安全の追求や最新の技術を取り入れることはもちろん、サービスやおもてなしの部分でも求められることは大きいと思います。
観光バスの運転士として20数年携わってきましたが、この仕事に就いて本当に良かったなと感じています。これからも更なる課題や目標を目指して、ハンドルを握り続けたいと思っています。

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